不登校の子どもさんをお持ちの方の多くはフリースクールを探してらっしゃると思います。
フリースクールを地区の教育委員会が主催し退職なされた先生が勤めている「教育支援センター(適応指導教室)」のことと思ってらっしゃる方もいるかも知れませんが、 それはフリースクールではありません。
フリースクールは、民間の学校法人、塾、NPOや個人が運営しているもので、さまざまな特色を出しなから、頑張っているところがたくさんあります。
そんなフリースクールの中でも、今回は家庭教師、個別学習で有名な(株)トライグループが運営しているトライ式高等学院中等部(以下 トライ式中等部と表記)について解説します。
この記事では特に中学生の不登校の子どもさんを持っていらっしゃる保護者の方、子どもさん本人を対象としていますので、中等部(トライ式中等部)の説明をメインに行っていきます。
トライ式高等学院中等部とは
日本最大の家庭教師トライグループの一つです。
家庭教師を行っている会社グループはたくさんありますがその中でも最大規模の会社がトライグループです。登録講師数は33万人(※講習会を受講している教師数 2024年3月31日時点。)トライ式高等学院のキャンパスは日本各地に100以上あります。(ちなみに「個別指導のトライ」の拠点は650以上です。)
様々なサポート体制が用意されている。
その圧倒的な組織力を動員して開講しているのが、トライ式高等学院、トライ式高等学院中等部です。
家庭教師はもちろん、子供本人、家族の悩みを相談してくれる専任カウンセラー、受験に向けた専門の指導員「教育プランナー」など手厚いサポート体制が用意されています。
理念
トライ式高等学院ホームページより 転載
理事長ごあいさつ
「人は、人が教える。人は、人が育てる。」
今までの常識が大きく変わりゆく時代において、未来の日本を創る子どもたちへの教育の重要性はますます高まりを見せています。
子どもたちが、これからの時代を前向きに生きていく力を育むためには、画一的な学びを提供するのではなく、一人ひとりの個性を見つめ、それぞれに最適な方法で、自ら考える力や豊かな心を伸ばすことが必要不可欠です。
トライ式高等学院には、中学校や高校で様々な悩みを抱えたり不登校を経験した子どもたちが通ってこられます。
当学院は設立以来、一つの型に子どもたちを当てはめるのではなく子どもたちの「自分らしさ」に合わせて学びの形態を変化させ続けてきました。
現在では全国100ヶ所にキャンパスを展開、自宅に先生が伺い指導を行う在宅コースやリモートで学習指導が受けられるオンラインコースも設置し、子どもたちの状況に応じた多様な学びの機会を提供しています。また、文化祭・体育祭・修学旅行などの学校行事や、部活動・委員会・オンラインイベントなども生徒主体で積極的に行われており参加は生徒の自由意思で決めることができます。
トライ式高等学院では運営母体であるトライグループが持つマンツーマンの学習ノウハウや大学受験に向けた進路指導、全国33万人の講師陣、各領域において最高水準の技術を持つ企業パートナーと協同で自社開発している最新のAI教育やオンラインサービスなどを余すことなく取り入れています。当学院において、多くの子どもたちが不登校から大学進学を目指せる理由があるのです。
また、学力向上だけではなく社会で生き抜く力を育むことも大切にしています。高校卒業はゴールではありません。大学や専門学校、就職など社会に出ると価値観の異なる人とプロジェクトを協業したり自分とは違う性格の人と時を共に過ごす場面も多々あります。多種多様な人を受け入れる寛容な心を持ち、自らの意思をしっかり伝え社会という道を歩んでいく力を当学院での生活を通じて養ってもらえるよう努めております。
昨年度はおかげさまで1万人を超える子どもたちが通う学び舎となりました。
毎年3月に行われる卒業式では、ご入学当初とは見違えるほど自信に満ち溢れた生徒たちの姿を見て、感涙の念に堪えません。私たち教職員一同も、生徒たちの成長から多くのことを学ばせていただいております。
子どもたちの夢や目標に優劣はありません。これからも一人ひとりの想いを大切にし、その実現に向けてご家族様のご指導ご支援を賜りながら、教職員一同 全身全霊で取り組んでまいります。
トライ式高等学院の教育理念は、「人は、人が教える。人は、人が育てる。」です。
どれだけテクノロジーが進化しても、教育の根幹には「人」の温かみが必要であると信じています。次代を担う子どもたちの未来を明るく照らすために、これからもトライ式高等学院は、教育のためにできることのすべてを提供してまいります。
トライ式高等学院 理事長 二谷 友里恵
トライ式高等学院はサポート校
「サポート校とは 基礎知識からその現状まで徹底解説」の記事で紹介している通り、トライ式高等学院は学校ではありません。トライ式高等学院だけに入っても高卒資格の認定は受けられないのです。
高卒資格を得るためには下記の通信制高校に通学し、高校教育課程を終了した証明をもらいはじめて認定してもらえるのです。
いわゆるダブルスクールのような形をとらなければなりません。
なお、トライ式高等学院と連携しているのはこの5校です。(理屈上は他の通信制高校に行ってもトライ式高等学院に通うことはできますが「サポート」は受けることができません。)
ところで、これら通信制高校は全国各地にあります。
しかし、学校に通う必要がほとんどない通信制は、もともと学校に通うことが苦手だった人が多く利用していることもあり、徐々に学習意欲が落ちてしまい、最悪の場合退学してしまう人も残念ながら中にはいます。
そんな通信制の生徒をさまざまな面からサポートすることを目的として設立されたのが、トライ式高等学院です。
トライ式高等学院は高校ではないんだね。中等部も「学校」ではないよ。
始まりは通信制高校側からの要請
トライ式高等学院の歴史は、実は通信制高校側からの要請に応える形で始まったと言われています。
通信制高校といえば元々家庭の事情などで高校に通うことができなかった人が、「就職してから」通うところでした。
つまり、 社会人が主な対象だったわけです。
ところが時代は変わり、高校に行くことは当たり前になりました。そして、いつの間にか通信制高校と言えば、何らかの事情を抱えていて、普通高校に通うことが難しい生徒が利用する高校へと変遷してきました。
そんな中で通信制高校自体も大きな問題意識を抱えてきたそうです。
・生徒の学習意欲の低下。
・卒業後の進路。などです。
どちらも深刻な問題ですが、元々社会人を対象にしていた高校がこれらに対応する方法は見つからなかったそうです。そこで、外部に協力を求めたのが、トライグループだったわけです。
トライグループなら学力、進路指導共に優れた実績を持っています。しかも全国展開です。
そこで2010年に高等学院が開校、そしてそこで培ったノウハウを活かし、2023年3月に中等部がフリースクールとして正式開校しました。
正式には始まったばかりだけど、トライ式中等部の前身はずっと前からあったんだね。
トライ式中等部をお薦めできる地域は
トライ式中等部のキャンパスは全国100箇所に展開しています。都市部に多いとはいえ、平均すれば一つの県に2ヶ所はある計算です。
これは全国どこの中学生でも通える圏内です。
トライ式高等学院H.P.にそれぞれのキャンパスが記載されていますので参考にしてください。
トライ式中等部は多彩な3つのコース
トライ式中等部は「通学型」「在宅型」「オンライン型」の3つのコースがあります。
通学型は従来のフリースクールと同じ形式です。
しかし、トライ式はそれに加え「在宅型」と「オンライン型」の2つをスクールの中に持っています。
「在宅型」と「オンライン型」なら家からなかなか出られない人も安心だね。
「通学型」は普通の中学校のように通えるね。
通学型コースを選ぶのはこんな人
- 中学では不登校だけど、毎日キャンパスに通って学園生活を楽しみたい、という方。
- ある程度の学習意欲がある方。
- キャンパスで開催されているイベントに興味があり、参加意欲がある方。
通学型コースではこんなことをします
お近くのキャンパスに通学するスタイルで、キャンパスは全国に100ヶ所あります。
通学は週1回から週5日まで自由に選択でき、完全マンツーマンの個別授業や学校行事、対面での友だちとの交流を行うことができます。
また、講師やカウンセラーが常駐しているため、いつでも気軽に質問や相談ができます。
見ていただくと分かるとおり、個別学習が組まれています。不登校になり一番心配なものはやはり学力ではないでしょうか。一人一人に応じた学習時間が組まれていることは大変安心なことです。
そして「AI教材学習」があります。
この「トライ式 AI教材」は、タブレットやPCなど各自が持つ端末で学習するものです。この教材では、1単元わずか10分で苦手と得意を診断できます。その結果をもとに、一人ひとりのレベルに合わせて必要な演習問題をAIが提示します。個別指導がない日でも学習するべき箇所が明確になるため、目標達成に向けて効率的な学習対策ができるものです。
また、主要5教科に完全対応しているだけでなく、教科書別・学校別に対策できるため、中学生・高校生に必要な科目・単元を網羅的に学習できます。
このAI教材を使用することによって、自分に必要な学習ができます。個別学習で自分のやるべきことが分かれば、AI教材でその続きを行うことができます。
AI教材は自分のipadやPCで勉強できるんだね。
苦手と得意を診断してくれる上に、自分で進捗状況を管理できるのはすごいね。
なお、時間割には部活動と記載されていますが、行事や部活動への参加は自由です。
在宅型コースを選ぶのはこんな人
- 近くにキャンパスがない地域にお住まいの方
- 体調などにより、まずは自宅での学習から始めたい方。
在宅型コースではこんなことをします。
講師がご自宅に伺い、対面で完全マンツーマン授業を行います。オンラインの学校行事や部活動も多数実施しており、友だちとの交流を楽しむことができます。
なお行事や部活動への参加は自由です。
在宅型の場合、週一回120分の授業が基本です。
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オンライン型コースを選ぶのはこんな人
- 近くにキャンパスがない地域にお住まいの方。
- まずはオンラインから始めたい方向けのスタイルです。
オンライン型コースではこんなことをします
基本的に通学型コースと同じことができます。それが、オンラインになるだけと考えもらってもいいかもしれません。
家にいながら、まるで通学しているかのように時間が使えます。
不登校の場合、家に閉じこもってしまうと1日の時間の使い方が夜型にずれてしまうことも少なくありません。
日中型に切り替えるきっかけとしてもオンライン型コースは有効です。
オンライン上で完全マンツーマン授業を受講することができます。
AI教材についても通学型と全く同じ活用ができます。
オンラインの学校行事や部活動も多数実施しており、友だちとの交流を楽しむことができます。
なお、行事や部活動への参加は自由です。
オンラインコース、といっても通学型とほぼ同じ授業を取ることができるんだね。
コースによって大きく異なるのは授業形式です。
基本的に授業の内容は同じものです。異なるのは「キャンパスでの対面」「在宅での対面」「オンライン」という授業形式です。
どのコースでも充実したサポートを受けられます。
また、在宅型・オンライン型でも、対面のイベントに参加可能です。
本人が見学をすることが大事
各コースに「こんな人におすすめ」と書きましたが、あくまでもおおよその基準です。
長く不登校だった子どもさんでも、トライ式中等部を見学して興味を持ち、毎日通い始めた、というケースもあります。
いずれにせよ通学するのは子ども自身ですので、一度見学をすることを強くお勧めします。
オンライン講座について
どのコースにも「オンライン講座」があります。
プログラミング講座
例えば、プログラミング講座では、プロのエンジニアの方からプログラミングについての授業を受けることができます。
プロの人から教えてもらえるなんて魅力的だね。
フリースクールやサポート校でプログラミングを教えるところが多くなっているのはなぜか
プログラミングを身に着けたエンジニアは学歴に関係なく純粋に能力が評価される職種の一つです。しかもその重要性と必要性は急速に高まっています。
家庭にいることが多く、パソコンやスマホを操作する機会が多い不登校生にとって、プログラミングを扱うエンジニアは将来の職業の選択肢として大変相性が良いのです。
そのため不登校を経験した方でエンジニアになる方が最近増えています
UT-Boradさんにこのサイトを紹介して頂きました。
次の記事です
【メディア掲載事例】ハイクラス向け長期インターン求人サイト「UT-Board」をご紹介いただきました
UT-Boradはエンジニアなどを中心に長期インターンシップを紹介する求人サイトで、利用者にはゴールドマンサックス、モルガン・スタンレーなど有名企業に就職する方がいらっしゃいます。
- エンジニアってどんな仕事をするんだろう?
- 給料はどれくらい?
- インターンってよく聞くけどどんな仕事をするの?
など将来を予測できる情報がたくさんあります。一度訪れてみてください。
進路探求
「進路探求」とはその名の通り、自分のこれからの進路について学ぶ講座です。中学校ではキャリア学習などと言われ、職場体験などに行くところが多くあります。
それと同じようなことをトライ式中等部でも実践できます。
しかし、トライ式の場合もっとユニークで、例えばこれは高等部の例ですが、自分が気になった大学の先生に直接訪問するようなことも実践されているそうです。
しかも、一般の中学校とは違い、基本的にマンツーマンで進路探求を行いますので、先生の力強いバックアップがあります。先に述べた大学訪問のように、普通なら二の足を踏むような進路学習もそのバックアップに勇気をもらい、実現させていくことができるわけです。
トライ式中等部のサークル活動 イベントについて
フリースクールの大きな特徴ですが、学習だけではなくそれぞれの興味のあることに積極的に挑戦することができます。
下記は横浜キャンパスのブログです。
横浜キャンパスでは部活動に参加したい、部活動を作りたいという生徒が多く、今週は3つの部活動がイベントを開催しました。
バトミントン
卓球
ダンス吹奏楽(アンサンブル)
このようなイベントはこれからも開催していきます。
部活動に興味がある生徒 募集中!
下記は仙台キャンパスのブログです。
通信制高校サポート校 トライ式高等学院仙台キャンパスです!
先日のブログで生徒会始動について少しお伝えしましたが、今回は仙台キャンパスのクラブ活動をまとめてご紹介します\(^o^)/
進行形で活動しているクラブ活動もありますが、「みんながもっと参加しやすいようにするには…」 「さらに充実した内容にしたい!」 と、体制を整えているクラブ活動もちらほら…。
学年関係なく生徒同士で交流できる機会でもあり、みんなで楽しみながら、おしゃべりしながら、ときには真剣に⁉活動しています☆彡
現在、仙台キャンパスで活動中&立ち上げを考えているクラブ活動は全部で6つ。
簡単な紹介となるので、詳しく知りたい人は仙台キャンパスまでお知らせください(^^)/
トライ式中等部修学旅行について
中等部は2023年開校ですので、正式な形での修学旅行の詳細は不明です。
高等部では修学旅行があります。もちろん希望制です。 下記のチラシはトライ式高等学院東京渋谷校ブログからの転載です。
このチラシをご覧いただくとわかりますが、コースがいくつかあります。また、各地のキャンパスから集まってきての旅行になりますので、旅行後は全国各地に友達ができます。
トライ式中等部生活面、学習面のサポート
Q&A形式で生活面、学習面のサポートについてトライ式中等部ホームページに載っていましたので、転載させていただきます。
生活面のサポート
Q.
子どもの体調が悪く、気力も落ちてしまっています。家から動けないようなのですが、そのような状態でもサポートしてもらうことは可能ですか?
A.
もちろん可能です。不登校サポートに知見のあるキャンパス長やカウンセラーがご自宅へ伺い、お子さまが一歩を踏み出せるよう丁寧にサポートいたします。まずは「在宅型」や「オンライン型」からスタートして、体調などの様子を見ながら「通学型」にシフトしていくことも可能です。サポートスタイルはいつでも切り替え可能ですので、その点もご安心ください。
学習面のサポート
Q
学習面に不安があるのですが、大丈夫でしょうか?毎回の授業に出席できるかどうかも不安です。
A.
トライ式中等部では、生徒一人ひとりに最適なカリキュラムを作成しますのでご安心ください。現状学力や、体調などを総合的に考慮して作成いたします。またマンツーマン授業の実施頻度などについても柔軟に対応いたしますので、ご安心ください。
トライ式中等部の費用
トライ式中等部は一人一人の苦手や性格・ライフスタイルにあわせた学習プランが用意されています。
また、その学習プランの中では授業時間や先生も自由に選ぶことができますので、受講時数や先生に応じて金額が変化します。
参考までに「トライオンライン個別指導塾」は
中学生:1コマ60分×月4回 17,600円〜(税込)
と表記があります。
月4回ということは一週間に1回ということですがこれをもとに単純に計算してみました。(いずれも税込です)
イメージを持っていただけたでしょうか。
これは「トライオンライン個別指導塾」の例ですが、フリースクールとしてのトライ中等部に所属した場合は、その他にも 各種ゼミや行事関係のプラスα があると考えられます。
いずれにしろ無料相談が可能ですので、そちらを利用してお子さんの個性に合わせた学習プランを組んでもらって検討してください。
トライ式中等部 卒業後の進路選択について
進路については保護者の方も最も気になる情報ですね。
前述した通り、中等部の正式開校は2023年ですので、2024年度の正式データはありません。しかし、実質的にはトライ式高等学院を中学生が利用する形でだいぶ前から中等部の運営は行われていました。
全日制高校への進学率は50%
2022年現在で1000人程度の中学生がトライ式を利用していましたが、その方々の実績では全日制高校への進学率は約50%です。
つまり中等部に通っている生徒のうち半数が公立、私立などの全日制高校に進んでいるそうです。 (リセマムより転載)
「今は不登校だけど、いずれ普通高校に」と考えられている方には、この50%という数字はかなり頼もしく映りますね。
その他の50%のデータは示されていませんが、中等部から高等部への内部進学が可能ですので、かなりのパーセンテージでトライ式高等学院に進学していると考えられます。
トライ式の教育が気に入り、そのまま進学する気分で高等部に入学していく生徒も多数いるのです。
高等部の連携校についてしっかり調べよう
そこで大切になるのは、トライ式高等学院に進学した場合の連携校のことです。
「トライ式高等学院への進学」は「連携校つまり通信制高等学校に進学」するということとほぼイコールです。
トライ式高等学院をサポート校として連携している通信制高校は次の5つです。
「鹿島学園高等学校」
「日本航空高等学校」
「高松中央高等学校」
「ルネサンス高等学校」
「鹿島朝日高等学校」
それぞれリンクを貼っておきましたので、参考にしてください。
学校ごとにいろいろな特徴を打ち出しているホームページになっています。
中には鹿島朝日高等学校のように各県に学習センターが存在する学校もあります。
高等学院に進学する人はよく調べる必要があるね。
余談ですが、鹿島朝日高等学校には中学生コース「鹿の子クラブ」があります。これもフリースクールです。興味のある人はチェックしてみましょう。
通信制高校はスクーリングの場所をチェックしよう
特に大切になってくるのは、スクーリングの場所です。
通信制高校には実際に対面で授業や実習を行うスクーリングがあります。
スクーリングは単位取得に大きく関わりますので必須と言って良いでしょう。
特に他の人と会うのが苦手で、通信制高校を選択したという人は場所、形式、日数などを十分にチェックし納得してから入学するようにしましょう。
中には合宿形式をとっているところもありますし、最近ではコロナ禍の影響でオンラインになっているところもあります。詳しくはそれぞれの学校ごとに十分調べておきましょう。
広域通信制高校は学区がなく、全国どこの高校でも入学することができます。
全国には約300校もの通信制高校があります。
その膨大な数の中から予備知識がない状態で自分にあう通信制高校を選ぶのは難しいと思います。
そんなとき役に立つのが「通信制高校資料一括請求ができるズバット」です。
簡単な質問5つに応えるだけで無料で資料が手元に届きます。
興味のある方は試してください。
トライ式中等部 講師陣
教育支援カウンセラーや教育プランナーなどは専任のスタッフです。
キャンパス長は教育分野のメンタルケアやスキルを持っている教育支援カウンセラーの資格を持っています。
子供の前に立って授業をする講師はキャンパスによって若干事情が違うようです。トライ式中等部は社会人のプロの方が教えているところが多いようですが、大学生も多少いるのも現状です。
しかし、トライ式中等部のような不登校生に関わる仕事を選ぶ大学生は教育に対して情熱を持っている方がたくさんいます。
万が一個別授業の時などに合わない先生がいたら、相談してみるのも一つの手です。教育機関の一つといえどビジネスであることも事実です。営業努力はしていただけることがあるのではないでしょうか。
トライ式中等部 不登校の子供に対するサポート体制
家から出られなくても自宅に訪問しサポートしてもらえます。
無理なくできることからスタートしましょう。
学校に行きたい気持ちはあるけれども、外に出ると周りの目が気になってしまう方は多いです。
トライ式ではそんな家から出られない方も自宅に週1~週4日定期的に訪問することでメンタルサポートと学力サポートで自信回復を行っていきます。
自宅に来てもらってメンタル面をサポートしてもらえるのはありがたいですね。
不登校について相談できるカウンセリングのようにしてもらえそうだね。
トライ式中等部入学までの流れ
- 個別相談、オープンキャンパスに申し込む
- 個別相談、オープンキャンパスはオンラインでの実施も受け付けています。
- 保護者だけが相談に行くことも可能です。
- 体験入学
- とにかく体験入学、見学をしてみましょう。お子さまにぴったりな環境かどうか、実際にサポートを体感して判断するのが一番です。なお、体験入学をせずに入会することも可能です。
- 入学手続き
- トライ式のサポートが気に入ったら入学手続きをします。
「お試し入学」の制度もあります。
入学金無料、サポート費5500円でトライ式中等部の全てのサービスを利用できます。
詳細は下記よりお問い合わせください。
トライ式中等部には 様々なサークル・講座があります。
講座やサークル活動も充実しています。新たなサークルや部活動の立ち上げも可能のようです。 次のリンクをご覧ください。
埼玉 大宮校ブログ記事
愛知 金山校ブログ記事
サークル・講座はキャンパスによって独自性があります。特にサークル部活動は生徒が自主的に立ち上げているものも多く、自分たちで考えながら主体的に活動しています。
サークルの例
- ボランティアサークル
- アニメ、イラストサークル
- e-sports サークル
- クリエイティブサークル
- 野球同好会
- フットサル部
トライ式中等部への通学による在籍中学校出席日数のカウント
不登校で悩んでいる子供さんへの理解が深まるにつれ、フリースクールなどの施設に行くことによって所属中学校の出席日数として認めていただくことが多くなってきました。トライ式中等部も例外ではありません。
ご家庭から在籍校へトライ式中等部に入学するタイミングで、「トライ式中等部へ入学すること」を伝えていただき、在籍中学校の校長がトライ式中等部を出席認定する、と判断していただければ、出席日数としてカウントすることが可能になります。つまり学校の欠席がなくなるわけです。
保護者の方の大きな心配事の一つに、中学校の出席日数があります。それがかなり解消できるわけです。
トライ式中等部は「塾」じゃなくて「フリースクール」だから出席日数として認めてもらえるんだろうね。
トライ式中等部の評判・口コミ
トライ式中学部の評判・口コミをまとめてみました。中等部の口コミは少ないので、高等部のものも混じっていることを、ご了承ください。
良い口コミ
下記「Iuto Log」のブログは現役の中学生が綴っているブログです。トライ式を考えていらっしゃる方には参考になります。
Iuto Log (いうと ログ) から転載
- トライ式高等学院中等部はとにかく自由度が高いといえます。
- キャンパスが空いていれば、通学時間や日数、何をするのか、持ち物など自由。
- 実際にキャンパスに通学する時間や日数は人それぞれで、キャンパスが空いている時間はほとんどいる人もいれば、個別指導があるときにしか通学しない人もいます。
- また何をするのかも自由なので、自習している人もいれば雑談している人、何か食べている人、タブレットで調べ物をする人など、やっていることは多種多様。
- トライ式高等学院中等部では、ハロウィーンパーティーや文化祭、動物園へ行くイベントなどのイベントが月にいくつかあります。
- できる限り参加してくださいというものもありますが、どれも強制参加というわけではないため、自分の好きなものだけ参加できます。
- またトライ式高等学院中等部は、トライ式高等学院の中等部なので、高校生と一緒に参加となります。
いっぺこっぺ通信 より転載
- サポート校なので学費は2重になりますが、卒業できないかもしれない、調査書の評定が下がるかもしれない、と言う不安は全くなかった。むしろサポート校だからこそ柔軟に対応してくれたように思う。また家庭教師や個別教室は学生の先生のようだが高等学院はピアノの先生以外の5教科の先生も皆さんプロの社会人の先生でした。
以下 ユアターン (通信制高校・サポート校の学費や口コミ情報サイト)より
- 私は私立高校から転校してこちらに来ました。今、とても楽しい学校生活を送れています。私のキャンパスは先生の質が良く、授業もとてもわかりやすいです。プロの方もいらっしゃいます。
- トライ式高等学院のキャンパス長は皆さん心理の資格を持っていて、相談にも乗ってくれます。私のキャンパスのキャンパス長はさらに高みを目指している方なので相談に乗るのがとても上手です。
- 青い顔をしていた我が子が教室に入室した途端不思議なぐらいに顔色がみるみる変わり、在校生の方々や担当してくださった職員の方と話すうちに久々に我が子の笑顔を見ることができ、人生を救って頂いた思いでいっぱいです。通信制ということに正直なところ不安はありましたが、通わせていただいているうちに、不安よりも、こちらの良さしか感じない毎日を親子で過ごさせていただいております、何一つ嫌な要素がなく、むしろ楽しくキャンパスに通えてると喜んで話をしてます。勉強嫌いで、全日制では机に向かうのも拒否感を持っていた我が子でしたが、間違いなく今の方がやるべきことを楽しくできているように思います
悪い口コミ
以下 ユアターン (通信制高校・サポート校の学費や口コミ情報サイト)より
- 先生に関しては全く別の仕事と兼業している先生も居て、話を聞く分には面白いと思います。人生相談なんかしても良いんじゃないでしょうか。
提携校のレポートを解説して貰ったりする分には問題ないですが、受験指導に関しては経験が浅そうだったり、授業が特別わかりやすい訳でもない事が多いのでかなり怪しいです。
一般受験でそれなりの大学を目指す場合は、自分で学参を使ったり、スタディサプリ等の受講が肝心です。 これならN校でも良かったかな?と思ったりします。トライは高い授業料の割に…と言う感じが強いです。 他の塾や予備校と併用していると言う話も聞きます。
下記も ユアターン からです。
- 教室の雰囲気は場所毎に異なるので実際に見学するのをお勧めしますが、私の通っているキャンパスはイベント参加する組と参加しない組でかなり温度差が違うな〜という印象です。私は参加しない組でしたが、授業をしている横でパーティーが始まると騒がしくて集中出来ないので、少し考えて欲しいなぁと思う事もあります。
- マイナスのところは、部活がない・学費が高め(以前の高校で単位が取れているかにもよる)・先生も実績を気にするのか大学を猛プッシュする、といったところです。もともとトライが大学進学をうたっているので仕方がないところですが…。
- だいたいのトライ式高等学院のキャンパスが「個別教室のトライ」と同じ場所、もしくは併設している点です。 とくに、同じ場合は、9~16時までがトライ式高等学院、16時以降が「個別教室のトライ」と入れ替わり式になっていたりします。 となると、全日制の高校生だけでなく中学生なども高校受験や大学受験の学習のため、16時からやってきます。
このようにして見ていくと、トライ式は全体的にキャンパスの雰囲気が良いと言えます。それは、教師、講師陣の質の高さによるものとも言えるかもしれません。
口コミの中にはこれまでとは打って変わって明るい顔になった、というような表記も見られます。
その一方で、講師陣の経験の浅さを指摘する声も聞かれます。しかし、これは公立の中学校でも当てはまります。現在どんなに良い先生でも最初は初任者です。ミスも含め、さまざまなことを経験し成長していくのです。
さらに、公立学校なら担任を交代するわけにはいきませんが、トライ式などのビジネスの側面を持っているフリースクールなら相談する価値があります。特に一対一の個別授業などについては前向きに検討してくださるのではないでしょうか。
また、一般受験には不向きというところについては逆に次のような口コミも見られます。
ユアターンより
- 進学では指定校推薦が欲しい方に向いていないです。なぜかと言うとトライはサポート校なので(塾みたいなものです)連携校にも籍を置くのですがそこで指定校の競争をする?みたいだからです。ですが、公募推薦であれば向いていると思います。頑張ればオール5は取れると思います。(個人差あります)ですので評定平均も上がると思います。
16時から全日制の子供たちと一緒になることについては、15時頃にはトライ式中等部の授業そのものは終了だから、どうしても耐えられないという人は帰宅すればいいかな。
トライ式の場合、特に都心部ではキャンパス数がたくさんあるので、現在通っているキャンパスが合わないと言う場合、近隣のキャンパスに通学先を変えることもできそうだね。
トライ式中等部に関するまとめ
- 正式なフリースクールとしては2023開校だが、それ以前から高等部のキャンパスを利用して中学生の受け入れを行っていた。
- 利用者の半数が全日制高校への進学実績がある。
- 費用に関しては一般的な私立高校と同額程度。
- 「通学」「在宅」「オンライン」の3コース開講。自分の状況に応じて変更することも可能。
- キャンパスは全国各地100ヶ所程度ある。特に地方の中学生には有力な選択肢となる。
- 在籍中学校の校長から認められれば出席日数としてカウントしてもらえる。
- イベント、サークル活動が活発である。
- 安心して楽しく通えるところ、という口コミが多い。
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